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2017-05-29

インデックス投資について調べてみた②

インデックス運用の長所

手数料が安い

通常、販売手数料はゼロで信託報酬が年率0.5%前後、ETFは売買手数料がかかるものの(ネット証券を利用すると売買代金の0.1%未満程度に抑えることができる)、アクティブ運用商品と比較すると圧倒的に安いのが特長。

分かりやすい

国内株式であれば、TOPIX(東証株価指数)のような過去の変動を見ることで、自分が投資しようとしているポートフォリオが持つリスクやリターンの特性を大まかに知ることができ、現状把握が容易とのこと。

負けにくい

目標とするインデックスの内容にもよりますが、時価総額加重の市場平均を表現しようとするS&P500やTOPIXなどは、アクティブ運用の平均に明らかに負けにくい指数と言ってよいでしょう。

どの商品を購入するかは調べて内容を精査しなくてはいけないが、インデックス投資の論理的な結論は「意思決定として、アクティブ運用商品を買うことは、インデックス運用商品を買うことに劣る」とのこと。

インデックス運用の短所

お金を殖やすのに時間がかかる

インデックス運用の期待リターンは、アセットアロケーションにもよりますが、せいぜい年率でプラス数パーセント程度です。逆立ちしても、短期間で5倍、10倍にはなりえません。20年とか30年とか、そういった長い時間をかけてじっくり腰を据えて取り組むものです。

「老後資金に備えて」といったような、将来のための運用。

早く始めるに越したことはない。

退屈

地味な投資法なので、退屈だそうだ。

仕事や趣味や家族など、投資以外のことで楽しみたい人に向いているとのこと。

インデックスファンドとETFの選び方

インデックスファンドは投資信託の種類の1つで、少ない金額からも購入可能。

一人でとうていできないような多様な銘柄に分散投資でき、分配金を自動的に再投資することもできて利便性が高いのが特徴。

元本保証はありませんが、投資信託は、万が一、販売会社・運用会社・信託銀行のいずれかが破綻してしまったとしても、投資家の資産は制度的に守られており、株式のように投資家の資産が紙くずになるようなことはありません。

ETF(Exchange Traded Fund)は、上場投資信託といい、証券取引所で取引される投資信託のこと。

投資信託と違って売買時にも価格がはっきり分かり、値動きや損益が把握しやすい性質があります。運用コストである信託報酬はインデックスファンドよりもさらに安く設定されていることが多いのが魅力です。

コスト

インデックスファンドの場合

  • 販売手数料(購入時手数料)
  • 信託報酬(運用管理費用)
  • 信託財産留保額

インデックスファンドの場合、販売手数料はなし(ノーロード)が常識。

信託報酬は保有資産に対して、年率0.4~0.5%程度のものが多い。

信託財産留保額はファンドを解約するときにかかるコストで、保有資産に対して0.1~0.3%程度のものが多い。

ETFの場合

  • 売買手数料
  • 信託報酬

売買手数料は、インデックスファンドの販売手数料と違い、買う時だけでなく売る時にもかかる。

信託報酬はインデックスファンドと比べると、圧倒的に低い。

日本株式クラスで年率0.1%程度、先進国株式クラスで年率0.3%程度、新興国株式クラスでも年率0.3%程度で、長期保有向けのコストの安さ。

海外ETFは外国株式扱いなので売買手数料が少し高いので(だいたい20~25ドル程度)、購入金額が小さいと手数料負けしてしまうことがある。

円を外貨に換金する為替手数料もかかるので、まとまった金額(目安は1銘柄100万程度から)の購入が向いている。

利便性

インデックスファンドは「金額指定で売買可能」「分配金再投資コースが選べる」「自動積立サービスが利用できる」などの利便性があるが、ETFは「金額指定で売買不可」「分配金再投資は手動でやる」「自動積立サービス対応なし」「海外ETFは確定申告した方が税務上有利」などの不便がある。

ただしSBI証券、楽天証券、マネックス証券は、海外ETFは特定口座があるので、こちらを利用すれば確定申告をして税務上有利にする必要はなさそう。

インデックス投資の商品選択のポイント

①信託報酬・実質コストができるだけ低い商品
(低ければ低いほどよい)
②純資産額が大きい商品
(少なくとも100億円以上欲しい)
③不安定な要素ができるだけない商品
(市場価格と基準価額の乖離や、繰上償還の可能性は小さいほどよい)
④利便性が高い商品
(少額から購入できる、分配金再投資が自動でできる、積立投資が自動でできる)

2014年3月24日の山崎さんのコラムに「投資信託の選び方7箇条」があるが、こちらも参考になった。

①いきなりファンドを選ばす、資産クラスを選ぶ
②シンプルなファンドを「自分で」組み合わせる
③信託報酬の高いファンドを除外する
④ファンドの資産規模・流動性を確認する
⑤売買手数料の安いチャネルで買う
⑥分配金にこだわらない
⑦過去の運用成績で選ばない

リバランス

水瀬さんの場合

年に1度最初に決めた目標アセットアロケーションからのずれを修正する作業を薦めている。

目標の比率より値上がりしたアセットクラスのファンドは売り、値下がりしたファンドは買い増す。

そうすることでポートフォリオのリスク量を一定に保ち、過大なリスクを負うことを防ぐそうだ。

水瀬さんは買い増しだけのリバランス(ノーセル・リバランス)をやって、売却時にかかる税金と信託財産留保額を節約しているとのこと。

ちなみにデータによると、3年ごとのリバランスが結果が良いみたいだが、リーマン・ショックのような大きな相場変動があると、アセットアロケーションが崩れた期間が長くなってしまう恐れがあるので、水瀬さんは1年ごとがちょうど良いと考えているそう。

山崎さんの場合

積み立て的な投資をやっている人は、時期は関係なく恒常的なノーセル・リバランスを行うことをすすめている。

まとめ

この本のおかげで、ポートフォリオについてきちんと考える機会をもらえた。

将来インデックス投資も始めてみようと思う。

日本株式は、全世界の株式時価総額の1割以下のシェアしかありません。視野を広くして、世界経済の発展に目を向けましょう。

海外ETFも買って、日本以外の株式も少しずつ目を向けていきたい。

日本の投資信託で低コストのものはまだまだ少ないそう。

「5406本もの投資信託のうち、金融庁が投資対象としてよいと判断できるものはわずか1%以下の50本弱」というのは一体どのような条件なのでしょうか。

毎月分配型ではない
レバレッジをかけていない
信託期間が一定以上
信託報酬が一定以下
販売手数料が無料(ノーロード)
この条件に当てはめていくと日本の投資信託では50本弱しかないということで全体の1%以下になるのだとか。

この条件だと、いわゆるアクティブファンドは5本しか該当せず、日本の売れ筋投資信託の30位以内には29位に一本あるだけ(米国の上位10位のファンドを同基準で調査すると8本が該当する)ということで、質が良くないという話になっているわけです。

 

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