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2017-06-26

「この世でいちばん大事な「カネ」の話」を読んだ感想

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前回西原さんのダーリンは70歳について書いたが、今回も西原さんの著書についてまとめてみる。

この世でいちばん大事な「カネ」の話

「生まれて初めて触ったお金には、魚のウロコや血がついていたのを覚えている」―お金の無い地獄を味わった子どもの頃。お金を稼げば「自由」を手に入れられることを知った駆け出し時代。やがて待ち受ける「ギャンブル」という名の地獄。「お金」という存在と闘い続けて、やがて見えてきたものとは…。「お金」と「働く事」の真実が分かる珠玉の人生論。

西原さんは結構ハードな人生を送られているが、大変たくましい。

私の場合は20代の頃が人生どん底ピークだ。(今のところ)

死にたいとまでは思わなかったが、いろいろ面倒くさくて消えたいと思ったことは何度もあった。

父親が死んで家のお金が全部ゼロになったり、父方の親戚の人間性にゲンナリして縁を切ったり、なんとか大学を卒業して東京で就職するも、いろいろ大変だった20代。

父も西原さんの義理のお父さんと一緒で、自殺だった。

今思うと鬱病だったと思うが、当時の私や母はそんな病気があることも知らず、本当に苦しかった。

今は母も私もお金の心配もなく、元気で幸せに暮らしている。

生きていれば良いことも悪いこともあるもんだ。

卑屈にならない

肝心なのは、トップと自分の順位をくらべて卑屈になることじゃない。最下位なわたしの絵でも、使ってくれるところを探さなくっちゃ。最下位の人間には、最下位の戦い方がある!

今はSNSが普及しているので、しなくてもよい比較をして疲れる人が多いように思う。

誰かと比べて負けたとか、嫉妬にかられて「もやもや」するのは時間がもったいない。

私の父は、常に自分の兄弟と比較して競わされて育てられてきた。

その結果、いくつになっても嫉妬や満たされない感情と劣等感を抱き、ついには心を壊して死まで至ったんだろう。

子供の性格に合った教育の仕方をしないと、大人になっても被害が及ぶ。

過度に競争意識を煽る育て方は、繊細な父には合っていなかった。

そして父は結婚や子育ても向いていなかったと思う。

私自身も孫の間で競わされたりしたが、おかげで勉強しないあまのじゃくな可愛げのない人間に育ってしまったw

本当に愛想をふらないタイプだったので、ホステスみたいに自分の祖父に愛想をふりまく従妹が気持ち悪かった。

まあ父が死んでいろいろあり、このような人たちから離れることで少しずつ穏やかな生活を取り戻すことができたので、今は本当に幸せだ。

父のおかげで「私は私、他人は他人」と強く思うようになった。

そこは感謝している。

生活水準に結びついた「カネ」の実感

ギャンブルにしろ、投資にしろ、大人の「カネ」の世界には、人間の金銭感覚を狂わせる危険がいっぱい潜んでいる。「カネ」をドカンと失うことで、わたしはそのことを嫌というほど、知った。だからこそ、若いうちに「このお金は今日一日稼いだ稼ぎだ」と実感できるような体験を積んでおくことが、すごく大事だと思う。

一人暮らしの良いところは、こうした金銭感覚が身につくということだ。

西原さんが言うように、一日どれだけ稼いで、生活費がどれだけかかるかが身に染みてわかる。

私は給料の少なかった20代の頃は、給料日前はそうめんやうどんを食べてしのいでいた。

少しずつお金に余裕が出て、欲しい物を買ったり、少し贅沢をしてみたり、住みたい所に住んでみたり、そうやってお金を使うことで自分の生活にとって必要なことを精査してきた。

我慢や節約ばかりが良いことだとは思わない。

お金を使うことで自分にとって必要なものがわかることもある。

きれいごと

日本中が貧しかった時代には、そうやってどん底から死にもの狂いで生き抜こうとした人たちはいっぱいいた。でも、その親分さんの話って、そんなに遠い昔でもないんだよ。今だって、そういう境遇に生まれて、そこからはいあがってきた人には、それぞれに血のにじむような思いでつかんだ「経験則」ってものがある。そういう人には、上っ面なきれいごとは、まず通用しないよね。それを「お金じゃない。人の心の豊かさ」なんて言い切ってしまうことが、どれだけ傲慢なことか。「いかにも正しそうなこと」の刷り込みが、どれだけ事実に対して人の目をつぶらせ、人を無知にさせるのか。

「お金じゃない」と言う人は、本当の意味でお金の苦労を味わったことがない人だろう。

それはそれで恵まれた環境に生まれた幸運に感謝して人生をエンジョイすれば良いと思うが、「心の豊かさ」なんてお金の苦労をしている人には言ってはいけない。

休むときは休む

競争社会に落ちこぼれたっていい。日本を出ちゃっても、ぜんぜん、かまわない。いまいるところがあまりにも苦しいのであれば、そこから逃げちゃえ!「いくらがんばっても、どうにもならない」ってことを知ることは、とても大事なことだと思う。あまりにも疲れてしまっているのなら、ちゃんと休む。

休みたいときに休めるようにするためにも、やっぱり「お金」は必要になってくるわけで。

「お金」の余裕は心の余裕にもつながって、ちゃんと考える余裕もできる。

だから「お金」はやっぱり大事だ。

自由を得るには「お金」も必要。

グラミン銀行

西原さんの著書を読んで、初めてグラミン銀行というものを知った。

一般的に、貧困層に位置する人々は担保と呼べるものを持っていないため、通常の銀行から融資を受けることが難しい。その一方で、グラミン銀行は貧困層を対象にした比較的低金利の無担保融資(マイクロクレジット)を主に農村部で行っている。経済的に貧しい生活を送る人々は借金を踏み倒してしまう事が多いと言われるが、それにも関わらずグラミン銀行における借り手の返済率は97.71%(2014年8月)と、高い値を誇っている。銀行は借り手に担保を求めない代わりとして、借り手5人による互助グループを作ることを条件としている。農村生活ならではの信頼関係や地域の繋がりを巧みに利用し、高い返済率を維持しているのだ。グラミン銀行の借り手は97%が女性とされており、多くの女性が経済的貧困からの脱出と社会的地位の向上に成功している。その一方で、グラミン銀行の利子は年率20%と言われており、日本の基準から考えると決して低金利とは言えない。

金利は高いようだが、物資などの援助だけでなく、このような援助は素晴らしいと思う。

自活できる援助こそ長い目で見ると必要で、私も将来このような投資ができるようになりたい。




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