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2017-09-11

「OPTION B逆境、レジリエンス、そして喜び」を読んだ感想

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OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜びを読んだ。

Facebookの最高執行責任者であるシェリル・サンドバーグとペンシルべニア大学の心理学者アダム・グラントによって書かれた本だ。
シェリル・サンドバーグは過去にGoogleのオンライン・セールス担当副社長、米財務省首席補佐官を歴任。
その他には慈善活動家、ビジネスリーダー、作家としての顔も持つ多才な女性だ。
幼い頃から学業優秀、仕事でも大きな成功を収め、経済的にもかなりの成功者だ。
順風満帆な人生に思えたシェリルだが、休暇先で突如愛する夫を亡くしてしまう。

夫を失ったシェリル・サンドバーグに、友人で著名心理学者のアダム・グラントが教えてくれたのは、人生を打ち砕く経験から回復するための、具体的なステップがあるということだった。回復する力(レジリエンス)の量は、あらかじめ決まっているのではない。レジリエンスは、自分で鍛えることができるのだ。

自分にとって人生を打ち砕く出来事とは何であろうか?
家族、飼っている猫を亡くすこと。
病気になること。
お金がなくなること。
考えだしたらキリがないのだが、この本にあった回復する力(レジリエンス)のステップはとても参考になった。

①ネガティブな影響は過大に見積もられる

苦しみの渦中にあるときは、その気持ちが永遠に続くような気がするものだ。将来の自分がどんな気持ちになるかを予測する「感情予測」の研究により、人はネガティブなできごとの影響が、実際より長く続くと予測しがちなことがわかっている。

苦しみの渦中にいると、永遠に続くような気がする。
しかし人間の思考はそのようにできているとわかると、気楽に構えることができる。
さすがに父を亡くしたときは、すぐには立ち直れなかったが、時間が癒してくれた。
10年はかかったが、それでも「苦しみ」「悲しみ」「怒り」といった感情は少しずつ消えていった。

②自分を苦しめている考えを書きだす

認知行動も試してみた。自分を苦しめている考えを紙に書き出し、次に、その考えが誤っていることを示す具体的な根拠を書く、というものだ。

私も実際にやってみたが、これが意外と効果があった。
自分が不安に感じていること、苦しめている考えを書き出してみる。
それを更に細分化して具体的に書き出し、何が自分を不安にさせ、苦しめるのか認識する。
そしてその不安は自分を苦しめるに値する不安なのか考えてみる。
すると、何となくぼんやり考えていた頃より、意外と大丈夫と思えるようになった。
実際にその出来事が起こったら「苦しい」と感じる日が来るかもしれない。
それでも、できる限り細かく具体的に想定しておくのは悪くない考え方だ。

ショッキングなことだが、私の立ち直りにもっとも役立ったことのひとつは、「考え得る最悪の事態が起こっていたら」と想像することだった。

③感謝する

感謝できることを数えると、この世のよいことを思い出すから、より幸福で健康になれる。毎晩どんなに悲しくても、感謝できるものごとや人について考えるようにした。

この本を読んで、毎日日記に「感謝できること」を書き出している。
心の中ではいつもありがたいと思っていることでも、いざ書き出してみると、自分が恵まれていることが分かる。
自由にさせてくれる家族、平和な毎日を過ごすことができる日本に生まれたこと、他にも挙げだしたらキリがないが、全てに感謝するようになった。
世界のニュースを見ると、ますますそう感じるのだ。
自分にとって当たり前のことが、当たり前でない人はこの世にごまんといる。
恵まれている環境に心から感謝したい。

④自分の状況をコントロールする

「自分で状況をコントロールできる」という意識(コントロール感)をもち、その結果としてストレスに耐える力が高まったのである。

ストレスに関する実験で、ランダムな間隔で不快な騒音を参加者に聞かせて、集中力が求められるパズルなどの課題に取り組んでもらったところ、参加者はイライラしてミスを連発する結果が出た。
しかし騒音が不快になったらボタンを押して音を止められると教えたところ、参加者は冷静を保ち、いらだちを見せることも少なくなってミスが少なくなったそうだ。
そして驚くべきなのは、実際にボタンを押した参加者は、ただのひとりもいなかったそうだ。
騒音が止めたからストレスが減ったのではなく、騒音を止められるという意識が違いをもたらしたそうだ。
「自分の状況をコントロールできる」という意識は、ストレスに大きく関係しているようだ。
セミリタイアして自由に生きている私は何の不満もない。
これは性格もあると思うが、組織に所属している方が安心するという人もいるだろうし、個人でいる方が安心だという人もいる。
どちらにせよ、「自分でコントロールしている」という意識を持てるかどうかが大事なようだ。

レジリエントな子どもには、共通点があった。自分の人生をコントロールしているという強い感覚をもっていたのである。自分の運命を支配するのは自分だと信じ、ネガティブなできごとを脅威ではなく、挑戦や好機ととらえていた。

⑤うまくいったことを書き出す

最近の研究では、「本当にうまくいったこと」とその理由を毎日5分から10分間かけて書き出した人は、3週間以内にストレスレベルが低下し、心身の不調も改善した。

「感謝できること」と併せて、「うまくいったこと」も毎日書き出している。
(といっても、私の場合「ルーティンをやった」などといったたわいのないことだが。)

⑥小さな一歩に集中する

完璧を目指さなくていい。いつもいつも自分を信じなくていい。いまは少し、次はもう少し貢献できると信じればそれでいいのだと。この「一歩ずつの前進」の効果を思い知ったのは、生まれてはじめてスキーに行った、16歳のときのことだ。

以前の私は早く結果を出すことにこだわっていたが、今の私は違う。
投資にしろ、ブログにしろ、身体作りにしろ、全て10年単位で考えている。
長い期間かけて結果を出すので、毎日少しずつ積み重ねていく。
良いときもあれば悪いときもある。
そういう時でも淡々と続けることを大事にしている。
(そしてそれが一番難しい。)

喜びを見つけようとするとき、私たちはとかく卒業や出産、就職、親戚の集まりなど、大きなできごとに目を向けがちだ。でもしあわせにおいては、大きさよりも頻度のほうが大切なのである。(中略)著作家のアニー・ディラードは、「日々の活動の積み重ねが人生をつくる」と書いている。

⑦喜びに目を向ける

喜びの瞬間に目を向けるには、意識的な努力が必要である。人はポジティブなことより、ネガティブなことに注意を払うようにできているからだ。

シェリルはその日のハッピーだった瞬間を3つノートに書き出しているそうだ。
私も「感謝できたこと」「うまくいったこと」と併せて「幸せだったこと」を毎日書き出している。
一番の幸せは、飼っている猫と一緒に寝ることだ。
毎日穏やかに過ごせているのは、この子のおかげでもある。
ネガティブなことに目が行きがちだが、意識して幸せなことにも目を向け続けたい。

恐怖のせいで思考が混乱し、ステレオタイプどおりの行動をとってしまうと、不安は現実のものになる。この効果のせいで、多くの人種、宗教、性別、性的指向、バックグラウンドに属する人が不利な立場に置かれているのだ。

 

ずば抜けた才能、有り余る富を持つシェリルはバッシングを受けることもあるようだが、自分が逆境に立たされたとき、彼女のように現実的に思考して行動に移すことができるだろうか?
この本を読んで、彼女は真面目で賢く、そしてかなりの努力家だと思った。

自分は逆境に立たされたとき、サイヤ人のようになりたいと思っている。
(シェリルの本から突如ドラゴンボールw)
サイヤ人は瀕死の状態から復活した時、強さが増す。
苦しいことを悪いことと思わず、自分を成長させる良いチャンスとして努力し続けたい。

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